そこじゃないよ。。 あなたの顧客価値のありか

こんばんは。
ふくめんです。

早速行きましょう。

そこじゃないよ。。 あなたの顧客価値のありか

「顧客価値を提供する」

「顧客価値を最大化しろ」

ビジネスを始めようと勉強をはじめると、
「顧客価値」ということばが何度も出てきます。

でも、教科書的な本に書かれてる「顧客価値」の話って、
ちがうんだよなーっていつも思います。

あなたは勘違いさせられていませんか?

あなたがテニススクールを始めるとします。

あなたのテニススクールの価値は?

「技術力の向上」

間違いです!

いや、それは相手によって変わるもの。

「相手を決めないと、価値は決まらない」
と思っておくのが正解です。

大事なことなのでもう一度言います。

「顧客価値は、相手によってちがうもの」

逆に言うと、

「相手が決まらないと、提供すべき価値は決まらない」

さらに言い換えると、

「提供しようと思う価値を、価値と感じてくれる人たちをターゲットにする」

ということです。

テニススクールの話に戻しましょう。

テニスを教えることをビジネスにしようとしたとき、
商品・サービスそのものを考えたとき、最も一般的な価値は

「技術力の向上」だとは思います。

“結果にコミット”ですね。

このとき、全く考えていなかったり、省略しちゃったりだと思いますが、
価値を提供する相手、つまり、買ってもらうとしている相手は誰ですか?

「地元の大会で優勝したい!」

さらには、

「世界を目指せるレベルにのぼりたい!」

そんなプレーヤーを顧客にしようというのであれば、

「技術力の向上」だったり、

「勝てるテニスを教える」だったり、

が提供価値になります。

顧客もそれを求めていますね。

ママさんたちもそう?

でも、テニススクールを受講しよう、テニススクールに入ろう、っていう人は
そうした人だけでしょうか?

平日昼間、テニススクールに通っているママたちはどうでしょう?
優勝とか、世界への足がかりとか、高みを目指していますか?

ちがいますよね。

仲良しのママとも数人で、一緒に遊べる機会がほしい。
集まって運動したあとのお茶会が楽しい。
普段の集まりとは違う環境のお友達がほしい。
コーチと話すのが楽しい。

そんな感じだったりしませんかね?

どうです?
このママさんたちは、テニススクールに感じる価値って、
「技術力の向上」ではありません。

「日常を忘れる」
「話し相手ができ、楽しいおしゃべりができる」
みたいなところに、価値を感じているわけです。

真っ向勝負はする必要なし。

あなたならではの価値は?

あなたは、自分のできることでビジネスを始めようとしています。
価値を提供して対価をもらう、それがビジネス。

でも、駆け出しです。
専門でやってきたことで、地域一番の品質を価値にして勝負するんです?

そこまでの自信はない。。

それでいいんです。

駆け出しのあなたのビジネスが、
大手や、長くやってきたライバルを尻目に、
いきなり抜きん出ることはないと思っておくのが正解です。

じゃぁ、負け戦。誰も買ってくれないじゃん。。。
なんて悲観することはありません。

テニススクールの「技術力の向上」みたいな
真っ向勝負のストレートな価値だけを売りにしなければいいんです。

シェアNo.1をいきなり目指すわけじゃないですもんね。
あなたのファーストステップとして思い描く規模だったら、それは必要ないはずです。

だから、真っ向勝負はしない。

真っ向勝負の価値ではなく、その周辺。
真っ向勝負の価値はそこそこで、副次的な価値ってないかな?

自分の人当たりが価値かも。
知らない人同士を仲良くさせるのが得意ってのが価値かも。
大手がスクールを提供してくれない地域でやるとか、
時間も場所も融通してあげるっていうのが価値かも。
いくらでもあります。

これでビジネスをやってみよう!って思ったら、

大手にかなわないから無理だな。。とか

自分のレベルじゃ買う人なんかいないだろうな。。とか

悲観することはありません。

それでやめちゃう人、ほんと多いんです。
もったいない。

これでビジネスをやってみよう!って思ったら、
真っ向勝負の価値は最低限の質を確保する程度でOK。

あなたならではの特徴を探しましょう。

“ニッチなニーズ”ってやつ。

大手が売りにしない、数人が喜んでくれるポイントを見い出せばいいんです。

それこそが、アピールすべき「顧客価値」なんですよ。

そして、それを売り込む。

まちがいなく、買ってくれる人はいます。

自信持って!

もうちょっと言うと、
なにかビジネスを思いついたとします。
先行する同業他社のお客さんを思い浮かべます。
観察しに行ってもいいでしょう。

お客さんは、真っ向勝負の価値だけを求めて利用していますか?
違うところに価値を感じて利用している人がたくさん見つかるはず。

あなたは、そこを価値として売り込めばいいんです。

ほんとの顧客価値って何か、わかりましたね

どうです?
「顧客価値」とはなにか?
少しでもイメージができましたでしょうか?

今日はここまで。
ぜひ、「顧客価値」をみつけるアンテナを張って、
日々生活してみてくださいね。

なんとなくわかった!
自信でてきた!
みたいなコメント、返信でもらえるとうれしいです。

じゃー、また次回!

あなたのビジネスを応援しています。
ふくめんでした。

タイトルとURLをコピーしました